『BLOOD+』の食い物 の記事(5件ずつ表示)

BLOOD+ 第20話「シュヴァリエ」

タイトル01

前回小夜は、エカテリンブルグにて
自分でも忘れていた自分の正体を、敵のシュヴァリエから教えられショックを受けます。

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自らのルーツを探るためにヒッチハイクで、始まりの地「動物園」を目指す小夜。
そして従者のハジは、いついかなるときも小夜の側にいます。

フランスパンのサンドイッチ
 「運転手から頂いたものです」
サンドイッチを差し出すハジ。

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食欲のない小夜。

「もう3日なにも摂取していない。栄養の補給は欠かさないほうがいい」
この発言には「人間の血液」のことも含まれているのでしょうか。

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すぐ横では豚がぶうぶう鳴いています。
まとまって檻に入れられ運ばれているということは、出荷されていくところなのでしょう。

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『ベイブ』という子豚が主人公の映画がありましたが、
あれは豚の視点から、肉食の人間社会を見るという、なかなかホラーな童話でした。

隙間からハムのようなものが覗いているこのサンドイッチにも、豚肉は使われているようなので、これはけっこう毒の効いた構図に思えます。
必要以上に動画枚数を使って、豚を生き生きと描いているのは、
この構図を強調するための演出なのでしょう。

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食うものと食われる者が、檻を隔てて同じ車に揺られてゆく。

吸血鬼と人間の関係のようでもあり、
食物連鎖で連なるすべての生物の住む地球という星をまるごと象徴しているかのようにも思えてきます。

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BLOOD+ 第19話 「折れたココロ」

タイトル01

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冒頭で、初登場の”シフ”が通行人を襲います。
シフは人造の吸血鬼。
吸血鬼は”人間の血”が食事です。

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作中で、(同じく吸血鬼である)小夜とハジが、”人間”から吸血をするシーンは一度もありません。
それは血液といえど、吸血は人間を「食う」行為に他ならず。
主人公側のキャラクターが、その禁忌を犯すことを恐れてのことでしょう。

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運転しながらピロシキを食っているルイス。

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気づくと、カイのぶんがありません。

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 「嘘だろ、全部一人で食いやがったのか・・・!」

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「だってぇ。デブキャラはいっぱい食べなきゃ力がでないんだよ〜ん」

デブキャラの一番悪いところが出てしまいました。
リアルでこれを言われたら殴っていいと思います(笑)

食うためなら、なんでも犠牲にするのがデブですが、
自らのデブキャラを言い訳に利用するとは、もう救いようがありません。
「デブだから食ってもしょうがない」のではなく
そうやって
「自分に甘く、自堕落に食ってるからデブになった」のです!
ここを履き違えてはいけません。


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エカテリンブルグのホテルに到着して、一息つく一行。
夕食には早い時間なので、食べているのは小夜だけ。
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小夜の前にある皿には、
イクラのトッピングされたゆで卵の前菜が山盛り。
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イクラはもともとロシアで食べられていたもので、「イクラ」もロシア語です。このオードブルもロシアの家庭料理だそうです。
魚卵と鶏卵をあわせるところが面白いですね。

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リーザさんは紅茶だけ。
「食べることを娯楽にしたくないの」



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 ポロポロといくらをこぼして、ハジに注意される小夜。
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「生き物は、生きるために必要だからこそ食べていく。それは生物である翼手も同じこと。
生きるために、人の生き血を食べる」


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『BLOOD+』では、食物連鎖がテーマのひとつに入っているようです。
単なるホラーでなく、吸血鬼を正面から描くとき、この食物連鎖の概念は外して通れないことに思えます。(そのことを明確に描いたのが『ジョジョの奇妙な冒険』の第二部だったと思います。)
『BLOOD+』においても、ここでの描写をみるとやはり、吸血鬼は、食物ピラミッドにおいて人間の上位にいる種族なのでしょう。


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 「食用のイクラは無精卵だから、どうせ魚にはならないのよ」 
イクラを指先で潰すリーザ。

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「翼手はなんのために存在するのか」
「あなたは誰のために生きているの」


禅問答のような難解な質問を繰り返し、不気味に”なにか”を小夜に問いかけるリーザ。

実はこのリーザは、彼女の姿に擬態したシュヴァリエ。
この作品世界において、シュバリエは捕食者で、人間は被食者です。
本物のリーザさんは、すでに食物連鎖の掟の中で、食われてしまっていたのです・・・

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そして小夜も人間ではないのでした。
おそらくは、シュヴァリエよりもさらに上、食物ピラミッドの頂点にたつ生物が小夜なのです。


BLOOD+ 第16話「シベリアン・エクスプレス」

タイトル01

ベトナムのジャングル奥地にある秘密の実験農場から発見した書類から、
テッド・A・アダムズという男が翼手の研究をしていると突き止めたデヴィッド。

赤い盾の面々は、テッドに会うためにロシアのエカテリンブルグに向かうことに。

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今回、彼らはウラジオストクからシベリア鉄道を使って移動します。
シベリア鉄道は、広大なロシアの大地を横断する世界最長の路線。
エカテリンブルグまでは6日の優雅な鉄道の旅です。

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 客室でも常になんかモグモグやってるルイス。
わかりやすいデブキャラである。


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この作品の大食い二強が、向かい合って
食堂車で皿を積み上げているカットは壮観。
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食後にチョコバーを食ってるルイス。
どうやら、赤い盾の女性陣を紹介するといって、
ナンパなバックパッカーからせしめたようです。
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甘味のためなら、仲間でも売り渡すルイス。
デブの鏡ですね。

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この車内で小夜たちは、生まれたばかりのひ孫の顔を見に
モスクワに行くというおばあさんと知り合います。

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歳をとると食が細くなるので
お茶だけじゅうぶんというおばあさん。
ロシアンティをリクくんにも勧めています。

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日本でロシアンティというと、紅茶のなかにジャムをいれてしまいますが。
ロシアではこれは行儀が悪い飲み方とされているようです。
正しくはジャムを口に運んでから、紅茶を飲むのがロシアンティ。

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おばあさんにいわれるまま、ジャムをスプーンで口に入れてから紅茶を飲むリク。

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「甘くておいしいー」と大喜び。

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おばあさん、小夜の大食いを横目に
「とってもよく食べるのね」と、なにやらいやみにもとれる発言。
顔を赤らめる小夜。
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実は、このおばあさんの食が細いのには
とんでもない理由があったりするわけですが・・・・

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小夜は、あれだけ食ったにもかかわらず、
貧血を起こしたのか、点滴をうけています。
小夜は定期的に献血をうけないといけない体なのです。

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どうやら、小夜の”食事”は2種類あるみたいですね。
ひとつは、人間と同じ食事。
人間と同じように、胃で消化して腸で吸収します。

もうひとつが人間の血液です。

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小夜の血から作られたシュヴァリエのハジは、人間の食べ物を一切受けつけなくなりますが、
オリジナルの小夜はシュヴァリエとちがって、
食べ物をもりもり食べるというのが面白い設定です。

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食べた物は、小夜の体でエネルギーになっているようですが、
血液の摂取は、なんらかの理由で、小夜の体の維持に必要なのでしょう。


固体の維持が食事の本来の意味ですから、
これもやはり小夜の”食事”といえます。
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同時刻に車内の別の部屋では、赤い盾のメンバーであるエリザベータが、シュヴァリエに襲われています。

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のちに、このシュヴァリエが
「彼女の血は、とってもおいしかったから全部飲んじゃった」と語りますが、
シュヴァリエが血を飲む行為は、人間にとっての食事と同じということが、
このセリフからもわかります。


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