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BLOOD+ 第22話 「動物園」



「始まりの地」。通称「動物園」は、
19世紀の大富豪ゴルドシュミットの邸宅跡地のことです。

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敵のシュヴァリエ、アンシェルの言葉に導かれこの地を踏んだ小夜は、
100年以上も昔。
この館でアンシェルやゴルドシュミット、そしてハジらに囲まれ生活していた頃の出来事を思い出します。



天気の良い日に野原でピクニックをしている二人。
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今年のクロスグリのジャムは出来がいいといいながら、指でジャムをすくう小夜。
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美味しいジャムをなめなめしているところを、行儀が悪いとハジにたしなめられています。

このハジも動物園に来た頃は反抗的な目つきをした小柄な少年でしたが、
いつの間にか小夜の年齢を追い抜いて、長身の青年に成長しています。
小夜だけがいつまでも時が止まったまま少女のまま。

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 「ある目的」のため人買いから買われてきた少年ハジ

そんな小夜は、少女らしいわがままを発揮して、
無理難題をハジに引き受けさせることになってしまいます。

この日、小夜のために崖の壁面に生えている花を摘もうとして崖下に転落したハジは、
命の尽きる寸前に小夜の血を飲み、シュヴァリエとして生まれ変わります。

おそらくこのピクニックでの食事が、
ハジが人間として最後に摂った食事でしょう。
この後彼は100年以上の長きにわたって小夜だけを見つめ小夜を守ることになります。
それがシュヴァリエというものだからです。

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この出来事があったのは、1883年。
のちに「ボルドーの惨劇」と呼ばれる事件の当日です。

この日を境に、小夜のシュヴァリエとなったハジだけでなく、
ゴルドシュミットやアンシェル、ディーヴァら、主要登場人物たちの運命が大きく変わりました。
そして小夜の宿命の戦いもこの日始まったのです。


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BLOOD+ 第20話「シュヴァリエ」

タイトル01

前回小夜は、エカテリンブルグにて
自分でも忘れていた自分の正体を、敵のシュヴァリエから教えられショックを受けます。

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自らのルーツを探るためにヒッチハイクで、始まりの地「動物園」を目指す小夜。
そして従者のハジは、いついかなるときも小夜の側にいます。

フランスパンのサンドイッチ
 「運転手から頂いたものです」
サンドイッチを差し出すハジ。

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食欲のない小夜。

「もう3日なにも摂取していない。栄養の補給は欠かさないほうがいい」
この発言には「人間の血液」のことも含まれているのでしょうか。

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すぐ横では豚がぶうぶう鳴いています。
まとまって檻に入れられ運ばれているということは、出荷されていくところなのでしょう。

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『ベイブ』という子豚が主人公の映画がありましたが、
あれは豚の視点から、肉食の人間社会を見るという、なかなかホラーな童話でした。

隙間からハムのようなものが覗いているこのサンドイッチにも、豚肉は使われているようなので、これはけっこう毒の効いた構図に思えます。
必要以上に動画枚数を使って、豚を生き生きと描いているのは、
この構図を強調するための演出なのでしょう。

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食うものと食われる者が、檻を隔てて同じ車に揺られてゆく。

吸血鬼と人間の関係のようでもあり、
食物連鎖で連なるすべての生物の住む地球という星をまるごと象徴しているかのようにも思えてきます。

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BLOOD+ 第19話 「折れたココロ」

タイトル01

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冒頭で、初登場の”シフ”が通行人を襲います。
シフは人造の吸血鬼。
吸血鬼は”人間の血”が食事です。

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作中で、(同じく吸血鬼である)小夜とハジが、”人間”から吸血をするシーンは一度もありません。
それは血液といえど、吸血は人間を「食う」行為に他ならず。
主人公側のキャラクターが、その禁忌を犯すことを恐れてのことでしょう。

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運転しながらピロシキを食っているルイス。

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気づくと、カイのぶんがありません。

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 「嘘だろ、全部一人で食いやがったのか・・・!」

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「だってぇ。デブキャラはいっぱい食べなきゃ力がでないんだよ~ん」

デブキャラの一番悪いところが出てしまいました。
リアルでこれを言われたら殴っていいと思います(笑)

食うためなら、なんでも犠牲にするのがデブですが、
自らのデブキャラを言い訳に利用するとは、もう救いようがありません。
「デブだから食ってもしょうがない」のではなく
そうやって
「自分に甘く、自堕落に食ってるからデブになった」のです!
ここを履き違えてはいけません。


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エカテリンブルグのホテルに到着して、一息つく一行。
夕食には早い時間なので、食べているのは小夜だけ。
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小夜の前にある皿には、
イクラのトッピングされたゆで卵の前菜が山盛り。
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イクラはもともとロシアで食べられていたもので、「イクラ」もロシア語です。このオードブルもロシアの家庭料理だそうです。
魚卵と鶏卵をあわせるところが面白いですね。

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リーザさんは紅茶だけ。
「食べることを娯楽にしたくないの」



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 ポロポロといくらをこぼして、ハジに注意される小夜。
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「生き物は、生きるために必要だからこそ食べていく。それは生物である翼手も同じこと。
生きるために、人の生き血を食べる」


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『BLOOD+』では、食物連鎖がテーマのひとつに入っているようです。
単なるホラーでなく、吸血鬼を正面から描くとき、この食物連鎖の概念は外して通れないことに思えます。(そのことを明確に描いたのが『ジョジョの奇妙な冒険』の第二部だったと思います。)
『BLOOD+』においても、ここでの描写をみるとやはり、吸血鬼は、食物ピラミッドにおいて人間の上位にいる種族なのでしょう。


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 「食用のイクラは無精卵だから、どうせ魚にはならないのよ」 
イクラを指先で潰すリーザ。

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「翼手はなんのために存在するのか」
「あなたは誰のために生きているの」


禅問答のような難解な質問を繰り返し、不気味に”なにか”を小夜に問いかけるリーザ。

実はこのリーザは、彼女の姿に擬態したシュヴァリエ。
この作品世界において、シュバリエは捕食者で、人間は被食者です。
本物のリーザさんは、すでに食物連鎖の掟の中で、食われてしまっていたのです・・・

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そして小夜も人間ではないのでした。
おそらくは、シュヴァリエよりもさらに上、食物ピラミッドの頂点にたつ生物が小夜なのです。



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