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みなみけ 第9話 「三姉妹日和」




『みなみけ』はただでさえ、なにげない日常を描く作品ですが、
今回は、サブタイトルをみてもわかるとおり、ほんとに三姉妹の日常を集めたような回です。
そうなると、食事シーンも目白押し。

どんどんいきます。



■トースト

南家の朝食の風景。

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夏奈だけが浮かない顔でトーストをかじってます。



この日の朝夏奈は寝坊をして、妹の千秋に上に乗っかられて起こされたため、
それを恨みに思っているのです。

なんとか、千秋に乗っかり返せないものか。
夏奈の頭がフル回転すると、ろくなことにはなりません。

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このあと『みなみけ』ならではの、説明するのもめんどくさい状況になって
二人は、夜更かしをすることになります。

風邪をひく話がこの後に入るのは、
この夜更かしのせいで風邪をひいたともとれる、
綺麗なエピソードのつながり方ですね。



■ 愛のリンゴ

寝込んでいる千秋。

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もともとは夏奈の引いていた風邪が千秋に染ったのですが、
立場が一気に逆転してしまいました。

夏奈の、妹に対する態度がずいぶん優しいですね。

さっきまで逆の立場だった千秋が、病床の夏奈を足蹴にしていたことは水に流し、
やり返したりしないところがお姉さんです。


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「リンゴなら食べれそう?」


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「はい」



グリグリグリ~
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ほんとに仲のいい姉妹ですね。



■千秋の偏食

二人の風邪も治った、ある日の夕食。

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南家では、手をあわせていただきます。
手をあわせてごちそうさまです。
千秋が先に食べ終わったようですが・・・

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ピーマンとニンジンを残してます。

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「色の濃い野菜はカンベンしてください」
千秋は緑黄色野菜が駄目なようですね。

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ピーマンを近づけられ、
まるで毛虫を見るかのような拒否っぷりの千秋。

相手の弱点を攻めるのは、格闘家としては基本中の基本。
ここぞとばかりに夏奈は嫌がらせをします。

姉としては基本的なことから学び直したほうがよさそうですね。



夕食後、アコーディオンカーテンの向こうから、
春香が居間をのぞいてます。
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千秋が、残した野菜を食べようと、皿とにらめっこしているのです。

ついに意を決して、野菜を口に運ぶ千秋。


ほんとに毛虫を食べてるようですね。


子供の偏食は、ほとんどのケースが野菜を食べられないというものですが、
これは食の嗜好の問題でもあり、栄養の問題でもあるのが難しいところ。

食べものの好き嫌いは乳幼児期から幼年期、遅くとも5~6歳までにほぼ決まるといわれています。
この時期までに野菜を食べることを習慣づけてなかった場合、成長してからも野菜嫌いになるといいます。

千秋は小学校5年生ですから、食の嗜好はほぼ決定してると思われます。
いま食べられなければ、これから先も食べられない可能性が高いわけです。

緑黄色野菜は、その緑黄色の色素であるカロチンが、
人間の体の生理的な機能にとって重要な働きをするため、
健康を保つため、欠かせない食材です。

ただ本当に野菜嫌いの場合は、どうせ食べられないのだから、
無理して食べることもないという意見もあります。
現代では、足りない栄養を補う方法はいくらでもあるし、
人間の嗜好は、年齢と共に変っていくものなので、
そのうち自然と食べられるようになる可能性も高いからです。

春香姉さんはせっかく料理が上手いのだから、
野菜を混ぜていることを感じさせない、いろんなフェイク料理(※)に挑戦しても良いと思いますね。
というか、これで1エピソード作れそうです。


  ※完全に野菜の存在を隠すような料理は、かえって偏食を助長するのでやらないほうが良いそうです。




スイーツ二品

今回はケーキネタが冒頭とラストにひとつずつあり、
他のエピソードをサンドイッチするような構成になってました。

まず、冒頭のショートケーキから。



  ●ショートケーキ

春香の通う高校が臨時休校に。

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普段忙しいぶん、とことんだらけてますね。

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自分が退屈な授業を受けている間も、
家でのんびりしているであろう春香にいらだつ夏奈。

その頃春香はあまりにすることがなくてケーキを作り始めました。

cake 
「暇にあかせて大作になってしまった・・・」

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試食です。
すっと、フォークが入っていきます。


ケーキを焼いたことがある人ならわかるでしょうが、
家庭で作るケーキは、卵の泡立てが不十分だと、
スポンジに固さのある焼き上がりになって、フォークを入れようとすると形が崩れてしまったりします。
このケーキのように、スポンジにフォークが簡単に入れば9割がたそのケーキは成功です。

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満足げな春香。
ケーキは上出来のようです。

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その頃夏奈は驚異的な感知能力で、
ケーキの匂いを遠く教室でかぎつけています。

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「甘~いケーキでも焼いて待っててもらわんと、腹の虫が収まらん!」

「それもクリームたっぷりのやつ」

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グ~
腹の虫が収まらないはずが、腹の虫が鳴ってますね。
結局食い気なんですね、この人は。


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帰宅するなりケーキを捜索する夏奈。
しかしどこにもありません。

なぜならケーキは春香の胃袋の中。
あのショートケーキを、なんとひとりで1ホール平らげてしまったもよう。

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        ↓ 拡大図
       kuchimotokakudai
クリームを口の周りにつけたまま誤魔化す春香。
この状態から、あくまでシラを切りとおす気です。

千秋の機転も手伝って、
この窮地をなんとか切り抜けることができた春香でしたが・・・


しかし、天罰覿面。
お天道様は春香のしたことなど、すべてお見通しです。
悪いことは出来ないものですね。
妹たちを欺いた罪は、意外な形で春香を罰することになるのです。

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泣いても、天と夏奈が許しません。




  ● チーズレモンカスタードシフォンパイ


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せんべいをかじっていた夏奈の胸中に、突然ある衝動が沸いてきます。

「チーズレモンカスタードシフォンパイが食べたい」

これはどうも架空のお菓子のようです。
レモン風味のチーズケーキのようなものを想像すればいいんでしょうか?

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謎のお菓子、チーズレモンカスタードシフォンパイ

シフォンケーキは柔らかさが特徴で、パイはサクサクがおいしいわけですから、
相反する食感がどう作用するのかわかりませんが、
とにかくすごくおいしいお菓子なのでしょうね。

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「今日食べたい。今食べたい」

欲望に正直な夏奈。
目的のためには手段を選びません。

「食べたいって春香がいったんだ」
姉想い(長女限定)の千秋に嘘を吹き込み、パイを作らせようとします。

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千秋がパイ作りに失敗しても、
春香はその熱意をみて作り直してくれるだろう。
これは隙のない二段構えの作戦なのです。
完璧です。夏奈ちゃん悪すぎます。


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「つくるぞー!」


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と言ったきり、雑誌を読んで怠けていると、千秋がパイを焼き上げました。

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完璧に出来たからその必要はないと、味見をさせてくれない千秋。

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 食べたいのはあたしなんだけど・・・

やってみれば、隙だらけの作戦でしたね。


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 千秋は、パイを置いて、台所を片付けにいってしまいます。
夏奈の性格を一番わかってるのは千秋のはずなんですが、
これは痛恨の油断でした。

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自慢のパイの完成を春香に報告する千秋。

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そのパイのあるまじき姿。


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あくまで「味見」とすっとぼける夏奈でしたが、
とても言い逃れできる状況じゃありません。



さて、今回のパイの一件は、日常にありそうな些細な出来事です。

しかし夏奈の視点から明らかにされた内情はというと、
妹の善意を計画的に食い物にしたりと、
その卑劣っぷりは、なかなかのヤバさでした。

そんな彼女も、食欲が満たされてしまうと、忘れていた良心が戻ってきたのか、
自分の最低ぶりに、いまさらながらに嫌気がさしたようです。

さめざめと泣く夏奈。

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私は昔、室内犬を飼っていたことがあるんですが、しつけができていなくて、
隙あらば、勝手に食卓の上の人間の食事を食べてしまう犬でした。
でも、いつも叱ってますから、それが悪いことは知ってるんです。欲望に負けてしまうんですね。
食べた後しゅんとしてる姿を思い出しました。

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まえに、千秋を犬のようだと評しましたが、
考えてみると、下の姉妹ふたりともが、
春香が餌付けして飼育している犬のように思えてきました。

千秋が従順な忠犬だとすると、夏奈は出来の悪い犬ですね。
出来の悪い子ほどかわいいもんです。

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ゲゲゲの鬼太郎(一作目) 第2話 「夜叉」

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前回は、『墓場鬼太郎』で夜叉が登場した回を紹介しましたが、
夜叉はTVアニメの鬼太郎では、シリーズを通して緒戦で鬼太郎に倒される、
いうなれば序の口妖怪のひとりです。

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最初にアニメ化した『ゲゲゲの鬼太郎』においても、
第二話から妖怪退治業を始めた鬼太郎の最初の相手となっております。
そんな夜叉のお話ですが、
今回ピックアップするのは、やはり2話で初登場になるねずみ男です。



 ■ バチ当りな食事

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お供えに伸び る手。




「ちぇ、これだけじゃ腹の足しにもならねえや」
お供えを食っているのはねずみ男。
この直前に、善良な市民から大金を巻き上げて懐は暖かいはずなのですが、
お供えをちょろまかすとは、実にねずみ男らしい食事シーンです。

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しかし罰当たりな男です。
『ゲゲゲの鬼太郎』の世界には、地獄も存在しますし、神様もでてきます。
ねずみ男自身が、地獄と人間界の境の出身。

神仏を身近に感じるからこそ、彼らなど怖くないと思っているのかもしれませんが、
彼の場合は、神仏も損得勘定の打算のうちという表現のほうがしっくりします。


お供えをちょろまかすキャラクターといえば、
私は、傑作チャンバラ時代劇『三匹が斬る』にでてきた千石が思い出されるのですが、
彼は「どうせ俺たちは地獄行き」という覚悟で人斬りをしてました。
お供えを盗むときも仏の慈悲にすがる気持ちからか、
「かたじけない」と拝んでからいただきます。


しかしねずみ男は、利得もないのにそんなものを気に懸けているやつは馬鹿だ、
くらいにしか考えてないはずです。
なぜならばねずみ男は、作者の水木しげるの目線で描かれたあるものの象徴だからなのです。

拝むときだけは拝むけど、信仰と呼ぶには程遠い現金な祈願。
行事になると祭りあげて大騒ぎ、次の日にはケロリと忘れる。
西や東の神様も関係なく、よろずの神様がごっそりいても平気な節操のなさ。
何かに似ていますね。



...おまけを読む (作品の感想と解説)

墓場鬼太郎 第2話 「夜叉対ドラキュラ四世」






  ● 吸血鬼たちの食事



 「食事はまだかねずみ男」

 「食べたばかりじゃないですか」




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食事の催促をしているのは、吸血鬼ドラキュラの四代目。
もちろん食事とは人間の血液のことです。

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ドラキュラは、人間をおびき寄せるためにねずみ男に金を払って手下として利用しているのです。

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西洋の吸血鬼ドラキュラが血を求めて動いている頃。
日本でも妖怪、夜叉が封印を暴かれ復活していました。

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夜叉の犠牲者たち

夜叉は中国から渡来した妖怪。
今回は西洋と東洋の吸血怪物が「食事」の縄張りを巡って日本で対決することになります。




 
● 目玉オヤジのてんぷら

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さて、ねずみ男は、河で偶然拾った目玉オヤジを食材にしててんぷらを揚げています。


衣をつけられ油に放り込まれる目玉オヤジ・・・

これを「珍味」だと差し出し、腹を減らしているドラキュラを納得させようとしているのですが・・・
しかし目玉オヤジのてんぷらとはすごい発想ですね(笑)

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  「あちち」

さすが幽霊族。油で揚げられても生きてます。
肉体が朽ちたあと、目玉だけで蘇っただけあって
素晴らしい生命力です。

そこにフォークが迫ります。

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皿の上で繰り広げられるスペクタクル
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哀れ。目玉オヤジは食べられてしまいます。

kuwarerumedama 

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「珍味などいらん! 私が欲しいのは人間の血だ。ドラキュラは人間の血でないと満たされない!」

食っておいて、このセリフ。
これでは目玉オヤジも成仏できません。そして本当に成仏してなかったりします。

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  鼻からコンニチハ



  ●タダの大盛りメシ
やがて、人間の血を求めて人里へ出かけるねずみ男とドラキュラ。
道中、一軒の宿屋をみつけます。

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怪しげな札がかかっていますね。
これを見たねずみ男のセリフがいかしてます。

「今夜はここに泊まりましょうよ。タダほど安いものはありませんからね」

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出迎えたのは、不幸を呼ぶ少年鬼太郎。
この宿屋は見るからにヤバいです。

この宿に、恰幅のいい紳士が一緒に泊まります。
彼は鬼太郎の養父である水木が勤めている会社の社長です。

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大盛りのメシを前に、タダであることに驚く社長。
その社長を、メシをそっちのけでじっと見ているドラキュラ。
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「あなた、とてもおいしそうだ」


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お勝手では、お代わりのメシを盛っている鬼太郎に、髪の毛のようなものが話しかけています。
「もっとたくさん盛りなさい。よく太らせたほうがおいしいからなあ」

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この宿は、妖怪夜叉が人間をおびき寄せるためにこしらえた罠だったのです。
鬼太郎は魂を抜かれて、給仕をやらされています。

そうとも知らずに、満腹でくつろいでいる社長。
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そこを我慢できずにドラキュラが襲い掛かるのですが、
この罠は夜叉が手間をかけてわざわざしかけたもの。
餌場を荒らされて黙っているわけにはいきません。

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食事(血)を懸けて、夜叉と吸血鬼の激しい戦闘が始まります。
ハラペコのふたりは殺気立って一歩も譲りません。
いったい勝つのはどちらなのでしょうか・・・!




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