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『サムライチャンプルー』第2話

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ここまでこのブログをやってみて、
和食が足りないことに気付いたので、和食補充作品として『サムライチャンプルー』を紹介します。

主要キャラの三人組が、作品を通して腹をすかせているという飢えキャラなので、食べ物の描写もふんだんに出てきて、このブログ的にも格好の素材です。

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今回出てくるのは、上州名物焼き饅頭。
上州はいまの群馬県です。
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団子に似ていますが、これはれっきとした饅頭(まんじゅう)です。
この焼き饅頭は、酒蒸しにした饅頭の皮を、団子のように串刺しにして、甘い味噌だれをかけて焼いたもの。
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味や食感にくせがあるようで、群馬県以外ではあまりメジャーな食べ物ではありません。
上州新田郡出身の主人公がでてくる時代劇『木枯らし紋次郎』にも、こんにゃくは出てきましたが、焼き団子はでてこなかったと思います。
それもそのはず。
焼き饅頭は江戸時代の末期に登場した食べ物なので、時代劇でもそんなにみかけることもないでしょう。

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団子といえば、第一話にフウが働いていたお団子やがででてきますが、あまり食欲をそそるような描写がされていなかったので、省きました。
ちなみに、ムゲンは団子100個でフウに用心棒として買われて、これが主役3人の奇妙な縁となります。
いつも腹の減っている三人組ですが、出会いもやはり食べ物がらみでした。

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この第2話の峠の茶屋でも、ムゲンに串を盗まれた男が発する「俺のダンゴ!」というセリフがでてくるので、この店ではお団子も出しているようです。
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ただ、この形状を見る限り、ムゲンがくすねたのは饅頭のほうに思えます。脚本と作画の連携がうまくいってなかったのかもしれません。

団子


この皿の盛り付けは団子だと思います。

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この場面では団子をつまみに酒を飲んでいますが、自分は炭水化物をつまみに酒を飲むという習慣がないので、そのへんが”チャンプルー”なのかと思って少し調べてみましたが、そういう取り合わせもたしかに存在するようです。

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自分は時代劇にお酒が出てくると格好だけでも真似したくなる性分なので、今度みたらし団子を肴に一杯やってみようと思います。


『サムライチャンプルー』は、『カウボーイビバップ』の監督で有名な渡辺信一郎が、6年ぶりに監督したTVアニメで、地上波深夜とBSフジで放送されました。

チャンプルーとは、沖縄の言葉で「ごった煮」という意味で、時代劇を舞台にしているけれど、時代考証も気にせず、風俗・文化も古今東西ごちゃごちゃにして、好き勝手にチャンバラをやるという趣旨で作られました。

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そのせいで外来語を日常的に使ったり、作中に意味もなくラッパーが現れたり、1960年代アメリカのヒッピーネタを扱ったりと、やりたい放題ではあるのですが、そういった音楽面に関係した風俗部分以外では、それほど”時代劇”を踏み外しているわけでもなく、(ある意味既存の「時代劇」のほうが強烈に”時代劇”を踏み外してるといえます)

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食べ物に関してはむしろ、あまり奇抜な時代考証のものはでてきませんし、
むしろちゃんと資料揃えて描いてるのでは、というくらい凝ってるものもあります。

チャンプルーと謳ったからには、トンカツとかカレーライスくらい出してほしかったんですが(笑)
なので、和食をアニメーションの作画で見るには格好の作品です。


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この作品は、構成や脚本面での工夫が少し地味だったせいか、あまり成功したとはいえない部分が多い、少し不遇な作品だと思います。
新規のファン獲得もそうですが、『カウボーイビバップ』のファンの注目をひくことでもコケていたと感じます。

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しかし、演出、作画面でのクォリティが非常に高く、
特にチャンバラシーンの作画は特筆に価する出来で、
道場で学び極めた端正な剣と、自我流で破天荒な天衣無縫の剣。
この二つの太刀が画面狭しと弧を描き、ばったばったと敵を斬り倒していく様は、痛快至極。
これはチャンプルーというより、むしろ正統派の痛快チャンバラ時代劇であります。

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これを、ここまでのこだわりをもって、テレビアニメーションでやったものは見たことがないので、チャンプルーというよりも、突出したチャンバラ時代劇アニメとして記憶に残る作品です。
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また「時をかける少女」で一躍有名になった細田守が担当したOPアニメーションも素晴らしく官能的なフィルムで、一見の価値があります。

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この細田氏が、後半のどこかの話数で演出を手がける予定があるという噂があったのですが、時期的に東映アニメーション退社の前夜にあたり、ワンピース劇場版の監督の仕事とも重なったのか、実現しなかったようで非常に残念です。

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