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『MEZZO』 第1話「恋の殻」

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TVシリーズの第一話。

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お菓子の山に囲まれた海空来(みくら)ちゃんの姿は壮観。

まずは、海空来ちゃんのチョコプリッツェル丸かじり。
いや、丸呑みです。(商品名出すならポッキーまる呑み)
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本人は知らないようですが、海空来ちゃんは、巨大犯罪組織のボスの娘。
前作となるOVAでは、血を分けた姉妹同士の戦いに勝利します。

その異母姉妹である桃井桃実は、見事なまでの殺人狂のサイコパスで、犯罪者の父をもった環境がそうさせたというのもあるでしょうが、生来の素質がそうせさていたと思わせるフシがあります。
父親の桃井桃吉の血を受け継いだ娘としての素質かもしれません。

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  (OVA版より)サイコ女 桃井桃実

となると桃実と同じ血をもった海空来も、ある種の狂気をもったキャラとして描かれているのは納得です。
危険をものともせず、自ら死地に飛び込んでいく癖があるのもそうですし、結果として毎度のように人を殺傷して仕事をこなしているわけですから、危険代行業とはいってますが、その中にあって海空来ちゃんは、殺し屋といってもいいポジションにいます。

前回のOVA版でも紹介しましたが、海空来ちゃんの食事シーンは豪快な食いっぷりが強調されています。

ただ豪快というだけでなく、これは演出的に”蛇の丸呑み”を連想させているのだと思います。
というのも、OVAでの桃井桃実のイメージカットに一瞬だけ蛇の舌を出すシーンがあるからです。
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桃実は常に海空来と比較されて描かれていたことを考えると、ヘビのイメージは海空来も同じく持っていると考えてよいのではないでしょうか。

冷血動物の蛇が、獲物を丸呑みにして消化してしまう。
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普段は可愛い海空来ちゃんですが、
そういったゾッとするような暗示が、ときおり見せるこの彼女の”食べ方”に、サブリミナルのように縫いこまれているような気がしてなりません。

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次は危険代行業DSAの面々の昼食シーン。
普段は二階建てバスを改造した住居の中で食事をとっていますが、
このように屋外(というかビルの屋上)で食事を取ることもあるのですね。
なかなか洒落てます。
何者かにライフルのスコープで狙われてますが(笑)

この事務所では、所長の黒川が麺類オタクなので麺類しかでてきません。

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今日のメニューは素うどんです。
具が何も入ってないところに、逆にヌードル黒川のこだわりを感じます。
麺そのものに相当自信があるのでしょう。

カップめんの食事が多そうな3人ですが、
今回はサイドメニューに、ハムとゆでたまごの載ったサラダがあるので、多少は食生活に気をつけてはいるようですね。
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そして、「お茶」が缶飲料という大雑把さが、アットホームと仕事場の中間といった風情を現していて、リアルな取り合わせです。
エプロン姿の黒川が、いかにも家族的な温かみを添えていて、アットホームの意味づけのほうが、あわせ一本勝ちといったところでしょうか。

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海空来ちゃんのうどんの食い方は、相変わらず豪快ですが、
このシーンの作画はコミカルで可愛らしいです。

DVD収録の映像特典では、”ポッキー”のシーンは女性の原画マンが描いていることが紹介されていますが、このシーンもそうでしょうか。
ポッキーの丸呑みシーンも含めてですが、どこか女性的な温かみとセンスを感じます。

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OVAの設定を受け継いだTVシリーズですが、作画的にけっこう苦しい出来になっていて、
『AKITE』『MEZZOFORTE』で熱狂した梅津ファンも、この作品は残念だったようです。

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しかし、予算、時間的な制約で、作画的に残念な結果になったとしても、
全体の作品イメージとしては梅津ワールドになっていたのではないかと思います。

梅津脚本ではありませんが、前後編でザッピングさせたリバーシブル構成の
「嘘の殻」 EPISODE POSI と EPISODE NEGA(第4話、5話)は、その巧みな構成の脚本の妙はもちろんですが、OVA版での桃実との因縁にまでさかのぼって描かれたファン的にも嬉しい作品でした。

残念といわれる作画も第1話だけはすごいです。
特に冒頭の格闘アクションは、瞬間的にOVA版を上回るクォリティを弾き出していたと思います。
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個人的な意見をいわせてもらうと、TVのMEZZOは、私は絵的にそれほど残念には思っていません。
たしかに質の悪い回は存在しますが、アベレージでいうと及第点ともいえるレベルはかろうじてクリアしているのではないでしょうか。

TVで質が落ちるのは当然のことだし、10年前のエヴァンゲリオンだって。いま見るとひどい作画が多いです。

ここ最近のアニメの質の高さは、時間をかけてそうなっただけで、予算の少ないTVアニメではいまだ残念な出来の作画も見かけます。

梅津氏は、アニメ全体の作画の質を底上げした立役者のひとりなので、期待が集中するのも無理もありませんが、そのせいで過剰な期待とのギャップで損をした作品だと思います。
要はOVAの『MEZZOFORTE』がすごすぎた反動だったんではないでしょうか。

ひいき目もありますが、個人的には全13話のTVシリーズが観れて良かったし、楽しませてもらいました。

監督も匂わせているようですが、次はぜひ劇場版のMEZZOを観たいものです。

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