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『バトルアスリーテス 大運動会』 第2話「クーロンズ・アタック」

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時は西暦4998年。
南極にあるこのスポーツ訓練校では、うら若き乙女たちが
大学衛星に進学するため、日々訓練に明け暮れています。
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この訓練校では、日々の訓練に加え、食事、睡眠といった体調管理までが
一貫として指導の中に含まれているようで、
食堂での食事のみならず、学生の口に入るものはすべて、個人ごとのカロリー計算がされています。

一乃は、ヒロインであるあかりの親友。
大阪出身で豪快な関西弁を話します。

お昼ごはんは、当然のように「大阪ランチ」を注文。
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しかしこのメニュー、カロリーオーバーで、電光表示パネルから警告が出てしまいます。
そりゃそうです。炭水化物をおかずに炭水化物を食べるのが大阪流。
これで体にいいわけがありません(笑)

しかし、うるさい警告をしてくる表示板に割り箸をつきたて、
おかまいなしにがっつく一乃。
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一方、試験の成績が悪かったことに落ち込み、
あかりハウスと名づけられた段ボール箱にこもって
泣きながらやきそばをすするあかり。
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豪快な一乃と、引っ込み思案のあかり。
それぞれのキャラにあわせて、極端にディフォルメされた食べ方をしているのが見所です。
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コメディタッチの作品ならではの、ディフォルメされた「食う動作」の作画は、
リアルを摸倣した「食う動作」とは目指す方向性がまったく違いますが、負けず劣らず見ていて面白いです。
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どちらも「食う」という作業の摸倣から派生した表現という意味において同列です。

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * *



(TV版)バトルアスリーテス 大運動会  全26話  放送:1997/10/03~1998/03/27
c 1997 AIC・iPC/パイオニアLDC・テレビ東京・萬年社・SOFTX

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『バトルアスリーテス大運動会』は、スポーツの最高学府、大学衛星をめざして切磋琢磨する少女たちの物語。

後半ではヒロインは大学衛星に進学し、幾多のライバルたちと激闘を繰り広げます。
コメディ色が強い半面、要所要所でシリアスなストーリーを展開。
この「明と暗」の構成は、物語全体を通じた作品のカラーです。
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友情と憎しみ。栄光と挫折。生と死。
青春の「光と影」を巧みに織り込んだ、刺激的なエピソードが多いです。
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コメディ部分はとことんコミカルに。シリアス部分はこれでもかとシリアスに描写するという方針も、この「明と暗」という構成の延長にある方法論に思えます。

その振り子の揺れ幅があまりに大きいので、慣れないと視聴に戸惑うかもしれませんが、その不安定さもこの作品の魅力のひとつでしょう。


いくつものアニメ作品のOP/ED演出を手がけている
ますなりこうじが担当したEDアニメーションがとてもセンスがよく、
忌野清志郎が作詞作曲したED曲「HONEY BEE」との絶妙なマッチング(そして本編とのミスマッチング)が必見です。
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本編での興奮をすべて洗い流すかのような腰くだけのEDアニメーション 
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本編で、あまりにハードなストーリー展開が続くときもあり、
見ているこっちの心までがかさついてくるくらいのインパクトがあるのですが。

ハードなお話のあとに、このEDでホット一息して緊張が弛緩していくところにも、独特の快感がありました。


脚本面では、売れっ子創作集団スタジオオルフェの二傑、
黒田洋介と倉田英之が競作しているという豪華な作品でもあります。
(おふたりには「地獄組」というユニット名があるみたいですが(笑)、この作品の時点ではまだクレジットされていません)

メインライターは、OVAと小説版を担当している倉田氏がやっているのでしょうが、
要所要所ででてくる重要なエピソードと、その痛々しいまでのハードな内容は、まさに黒田節。
二人の才能が激突して競合し、結果的に作品の質が三段跳びに上がっているのではないかと思いました。


スタジオオルフェ公式ページ
http://homepage3.nifty.com/YO-SKE/frame.html

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  (おまけのおまけ)

以下、個人的な感想になりますが、
私はこの作品の放映当時、異様なまでのオタク嫌いで、
(中二病をこじらせた同属嫌悪以外の何物でもありませんが(笑))
当時の萌え絵 (そういう言葉はまだありませんでしたが) の代表のような、
オタクの妄想を体現したかのようにディフォルメされたキャラクターに、かなりの嫌悪を持っていました。

そして、そんな腐ったような絵の作品は、もちろん駄作であると決め付け、
オタク界の悪であるかのように蔑んでいました。
(絵に関してはいまだ似たような感想ですが(笑))

そんなわけで、放送から10年近くこの作品を見てなかったわけですが、
だいぶたって、黒田洋介というキーワードからこの作品に入って、自分の失敗に気付きました。
なんという大損をしていたのだろうと。

絵で内容まで判断するのは愚かだと身にしみてわかった次第で、
そういった反省をこめてこの作品を紹介しました。

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