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『涼宮ハルヒの憂鬱』 第12話 「ライブアライブ」

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今日は学園祭。
クラスの出し物に参加していない様子のキョンは校内を退屈そうに歩き回ります。

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途中で出会った、谷口と国木田のコンビは、食べ歩きをしているそうです。
ピンポンアイス。 おでん。 チョコバナナ。
ふたりの話にでてくる食べ物がなんとも学園祭っぽくて楽しげです。

3人で向かったのは、焼きそばの模擬店。
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メイド喫茶ならぬメイド焼きそば屋。
でてくる焼きそばは安物。飲み物は水だけ。
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ホットプレート二台を持ち込んで調理する描写がリアルです。

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鼻の下を伸ばして、エロい服装の女の子を見ながら焼きそばを食うという風俗まがいのサービスですね。
性欲を煽りながら食欲を満たすというシステムは、実にオヤジ臭い趣味であります。

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後日。
「文化祭にはろくな女が来てなかった」と、
ナンパ失敗のいいわけを、食事もそっちのけでぐだぐだと語る谷口。
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それを聞き流し、キョンはひたすら弁当をかきこみ教室を逃げ出します。

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この世界では、ヒロインであるハルヒの思惑通りに事が進みます。
谷口のうんざりするおしゃべりから始まったこの些細な出来事も、たぶんハルヒの望んだことなのでしょう。


※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※





■学園祭の非日常

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学園祭の醍醐味は、連続した日常の中に突然現れる「非日常」にあります。
普段、自分たちが学ぶ教室や廊下が、華やかな遊びの場に変身し、
日常で溜め込んだエネルギーを、逆方向に吐き出すのです。

日本の民俗学では「ハレ(非日常)」と「ケ(日常)」という分類があり、
お祭りというのはハレの文化。「非日常」の世界なのです。
食事も「ハレの食事」と「ケの食事」に分類されます。

もともと神事にまつわる豪華な食事が「ハレの食事」なわけですが、
この学園祭ででてくるような、
(いわゆるテキ屋が出すような)安価で、美味しかったり美味しくないこともあったりする、
どこか雰囲気で食べさせてしまう「縁日の食べ物」というのは、
B級グルメ分野での「ハレの食べ物」といえましょう。

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さて、学園祭をモチーフにしたこの第12話、「ライブアライブ」ですが。
学園祭の空気がとてもよく表現できていたと思います。

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華やかで熱した場所と、そこからわずかに離れた距離の静かな場所。
キョンが両方を練り歩くことで、緩急をつけた演出がされていたのが印象的でした。
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祭りの喧騒が聞こえるか聞こえないかの位置でくつろぐキョン。
こうして「ハレ」の舞台からわずか十数メートル離れた位置に、日常の「ケ」が顔を覗かせています。

学園祭をテーマにしたアニメ作品ではなかなか描かれることがない、こういったシーンのおかげで、学園祭という趣向に格段にリアリティが出ますし、
このあとに用意されているヒロイン、ハルヒの「ハレ」の舞台の華やかさがぐっと際立ったと思います。

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キョンが飲み終わったラムネをけだるそうにビン捨て用のダンボールに放るこのシーンは、この演出上特に効果的だったと思います。

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そして今回もうひとつ注目しておかねばならないのが、ここ。
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背景に一瞬でてくる「純喫茶第三帝国」というのは、押井守の監督した映画「うる星やつら ビューティフルドリーマー」にでてくる、主人公たちのクラスがやる予定の模擬店の名前だそうです。

「うる星やつら ビューティフルドリーマー」では、現実と非現実との境が崩れて、ついには、なにが現実なのかがわからなくなっていく様子が描かれていました。
その奇妙な世界では、非日常と日常が逆転して入れ替わります。
その「非日常」の象徴として押井監督が選んだ素材が、学校において出現する「ハレ」の文化。つまりは学園祭なのです。

正攻法で学園祭の空気を演出しきった「ハルヒ」において、「うる星やつら ビューティフルドリーマー」へのオマージュの意をあらわすものが出てくるというのは、オタク的に見て非常に興味深いです。

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レビュー・評価:涼宮ハルヒの憂鬱(アニメ)/第12話 ライブアライブ

品質評価 68 / 萌え評価 49 / 燃え評価 7 / ギャグ評価 19 / シリアス評価 15 / お色気評価 9 / 総合評価 28レビュー数 236 件 第12話 ライブアライブ についてのレビューです。 ANIMA-LIGHT:アニメ・マンガ・ライトノベルのレビュー検索エンジン【2007/09/28 20:50】


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