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地獄少女 第9話 「甘い罠」

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『地獄少女』では、途中からレギュラーとなる柴田親子の食事シーンなどの見所が多くあります。
第9話で、甘味が面白い形でたくさんでてきたので、今回はこれを先にとりあげます。


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ケーキ職人だった父の代わりに、ケーキ店を開くという夢をもつ春日姉妹。

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妹の由香はアルバイトをして姉を支え、姉の弘美は有名なケーキ店での修行を経て、ようやく独立して店をもつことになります。

しかし、その独立には、ある事情もからんでいたのです。

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それを知らず、妹の由香は姉の師匠である高名なパティシエ森崎に、
姉の新作ケーキの味見をしてもらいます。

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しかし森崎はとんでもない男でした。


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店の運命を決定する開店初日、テレビ局の取材もはいって意気揚々とオリジナルケーキを紹介しようというときでした。

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その料理番組の中で、湯葉を使ったオリジナルケーキを
スタジオの森崎に先に出されてしまいます。

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盗作したのは森崎のほうですが、圧倒的権威をもつ森崎と、新人パティシエでは勝負になりません。
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全国放送で恥をかき、汚名をかぶせられる春日姉妹。
さらに森崎の執拗な裏工作が続き、
ついに店はつぶされてしまい、あとには借金だけが残りました。

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森崎が個人的な逆恨みで、姉に嫌がらせをしていたことを知った由香は、深夜の12時。
地獄通信にアクセスするのですが・・・


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地獄少女のマッキントッシュに由香のメールが着信する。

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「人を呪わば穴二つ。契約を交わしたら、あなたの魂は地獄へ落ちる。極楽浄土へは行けず、痛みと苦しみを味わいながら永遠にさまよう事になるわ」



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仕置きの開始です。

『地獄少女』では、仕置きシーンがクライマックスになっていて、
毎回、恨みの相手は、地獄少女が生み出す幻想の世界に引きずり込まれて悪夢のような体験をするというパターンになっています。

毎回趣向をこらした仕置きがされるのですが、
この悪夢が、仕置きをされる人物の職業や性格にあわせたものになっているのが特徴です。

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今回は、ターゲットがケーキ職人ですから、当然のようにケーキの悪夢なわけです(笑)

森崎の新作ケーキの発表会場で、ケーキを食べた客が騒ぎ始めます。

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「なんだこんなもの食わせやがって!」
ケーキを手づかみで投げ始めるありえないリアクションの客たち(笑)

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たまらず会場を逃げ出した森崎に、さらにケーキが襲いかかります。

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「森崎さん・・・私も本当はあなたのことを
お願い私を食べて」
弘美の幻想が生クリームになって覆いかぶさってきます。

ちょうどやってきたタクシーに駆け込み、ほっと一息つく間もなく、
タクシー運転手がわけのわからないことを。
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「お客さん甘いもんが好きなんだろ」というなり、これまた生クリームになって襲って来ます。



気がつくと、ケーキの中に埋もれていました。
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シュールな絵ですね(笑)
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うーん。
「ケーキの仕置き」というのが、多少無理があったかもしれません。
どんなに責めても、どこか楽しげでおいしそうです。
ちょっとうらやましいくらいですね(笑)

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こうして悪党森崎は地獄送りになりました。

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そして、姉妹は店の再建のために、今日もけなげに働いています。

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姉にお弁当を届けにくる妹。

その胸元には、地獄少女との契約の証の烙印が押されているのです。

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契約のともしびの中に、春日由香のろうそくが加わる。

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『地獄少女』
原案:わたなべひろし
監督 大森貴弘
アニメーション制作 スタジオディーン
製作 地獄少女プロジェクト
2005年10月~2006年4月放送  全26話


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『地獄少女』は、メディアミックス展開を前提に企画された作品。
漫画とアニメが好評だったことから実写ドラマまでが作られました。

アニメのほうは、続編『地獄少女 二籠(ふたこもり)』が先ごろまで放送されていました。

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この作品は、オープニング映像の趣向をみてもわかるとおり、
「晴らせぬ恨みを影の仕置きで晴らす」というコンセプトなど、
往年の悪漢ヒーロー時代劇「必殺シリーズ」から発想を得ています。

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「必殺シリーズ」では、影の仕置人たちがお金で恨みを晴らしてくれましたが、
この作品では、依頼人がもっと大きな代償を要求されます。

「人を呪わば穴二つ」
という地獄少女のセリフのとおり、
恨みの相手を地獄に送る代償として、
依頼人自身の魂も死後に地獄送りになって、永遠の業火の中で苦しむことになるのです。

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このあたりの設定は、『必殺』よりもむしろ、
高橋ツトム原作の漫画から、ドラマや映画にメディア展開した『スカイハイ』が当時好評だったことの影響を濃く受けているように思います。

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冷静な頭で考えれば、どうかんがえても引き合わない取引きなのですが、
依頼人たちは、最後には逆上して、恨みを晴らす契約の「赤い糸」を引いてしまいます。

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ヒーローものの宿命で、「お金」で命を奪うというインモラルな「正義」が暴走気味であった『必殺』にくらべ、
代償は自らの「魂」とした、この『地獄少女』の設定には、(必殺の大ファンの私ですが)個人的に好感が持てます。

この設定により、たとえ相手が悪人だろうと「命」とはそれだけ重いのだという、有無を言わさぬ重圧が作品全体を覆っていて、
この作品のメインの視聴者あるいは読者層である「思春期の少女たち」にむけられたこの言外のメッセージは、作品による彼女らへのなんらかの影響力を期待しているようにも思えます。

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作品には、彼女たちが日常で遭遇しうるトラブルや、心のすれ違い。虚無感などがしばしば描かれています。

視聴者は、登場人物に自分を写し見ることが容易であり、

そんな登場人物たちが恨みを晴らす姿をみて、どう感じるのか、考えるのかは、視聴者自身にゆだねているようにも思えます。

それは作り手としての、受け手への真摯な態度のあらわれであるようにも感じとれるのです。

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レビュー・評価:地獄少女/第九話「甘い罠」

品質評価 4 / 萌え評価 9 / 燃え評価 0 / ギャグ評価 14 / シリアス評価 47 / お色気評価 4 / 総合評価 13レビュー数 21 件 由香と弘美は念願のケーキ屋をオープンしようとしていた。彼女らの店を自分の番組で紹介すると有名パティシエの森崎は言ってくれたのだが…。 ANIMA-LIGHT:アニメ・マンガ・ライトノベルのレビュー検索エンジン【2007/07/05 14:50】


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