Date:2007/06/13 03:05


前回の第19話で、ふた手に分裂してしまった太陽の牙。
ボナールグランプリを、ゲリラ制圧の象徴として利用しようという連邦軍の目論見を破るため、
クリンたちは、3人だけの戦いを挑もうとしています。
グランプリ会場まで偵察にいってきたキャナリーが、
食料をついでに調達して帰ってきます。
ハンバーガーにかぶりつくハックルを不満げに見つめるキャナリー。
ついにハックルの腕ををひっつかんで引っ張っていきます。
「あれはダグラムに乗るクリンのなの!」


複雑な表情で、袋の中に残ったサンドイッチを食むクリン。
キャナリーのツンデレぶりに面食らっているようにも見えます。
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■キャナリーとクリン
前回の第19話 「包囲網を破れ」では、
”太陽の牙”に、初めて不協和音が生じます。

死ぬような思いをして、
ダグラムをボナール市に運んだものの、
解放区であったはずのボナールは、すでに連邦軍に制圧されていたのです。
さらにデスタンの裏切りにより、政府軍に追い詰められたクリンたちは、
ボナール郊外のエネルギー基地に逃げ込みます。
追い討ちをかけるように、
サマリン博士が、まさかの思想転向を表明。
戦う気力を失った彼らは、戦いもダグラムも放棄して逃げ出そうとします。
そのときクリンだけがこれを拒否。

「僕はダグラムを手放せない。手放したら負けるんだよ・・・!」
クリンの主人公たる所以はここにあります。
クリンの情念の強さ。諦めの悪さがなかったら、
太陽の牙も独立運動も、間違いなくここで崩壊していたでしょう。
サマリン博士と、そしてもう一人。
皮肉なことに敵側のラコックだけが、そのことを早くから正確に見抜いていたようです。
はじめは、クリンだけの意地張りでしたが、
意外なことに、地球人のクリンを最期まで嫌っていたキャナリーがこれに同意。
連邦を裏切ったため行き場のないハックルも残り、
太陽の牙は、初めて意見が分かれて分裂します。

クリンは、この残った3人だけで、連邦軍に包囲されたエネルギー工場から
ダグラムを連れての起死回生の脱出を試み、これを成功させます。
このとき、残った3人だけに生まれた結束は、
キャナリーの、クリンに対する強いわだかまりを打ち崩すのに十分だったようです。

この日を境に、キャナリーはクリンに信頼を置き、
真に仲間だと認めるようになったようです。
そういう意味で、この第19話と20話はとても印象的な回でした。
あのハンバーガーには
そういったキャナリーの想いが込められていたからこその
あの表情なのでしょう。




この記事に対するコメント
誰もいないブログなので書き込むと目立ちますね(笑)
レイズナーの主題歌は、それほど思い入れはないのですが、あの主張の強さは、番組を試聴するとがっちりハマりそうな主題歌ですよね。
歌謡曲っぽいので、ガンダムZZの「アニメじゃない」と同様のかっこよさを感じるかも。
ガリアンの主題歌は自分の中でも別格です。
いまさらなんですが、最近自分の中で井上大輔ブームがきてて、
(きっかけはハネケンが亡くなったことかも)
井上さんが亡くなった当時の報道とかみては、偉大な才能と不幸な死を(いまさらながら)惜しんでいます。
ガリアンの主題歌とEDはずっと好きだったんですが、
井上大輔作だと知ったのはついこのあいだ。
うかつでした。
…アタイばっか投稿してていいのかしら(笑)
レイズナーはやっぱ『北斗の拳』意識したのかな…。プラモ再販してるし、全話観てやろうと意気込んで観たら挫折してしまいました…色々凝ってはいるんだけど、面白さにつながらない…特にキャラクターに魅力を感じませんでしたね。(ロアン以外)
ガリアンは実はDVDボックス持ってます。
ただ残念ながら、観て損はしないけど、観なくても損をしない作品かもしれません(笑)。理由はレイズナーとほぼ同じ。特に類型的キャラが多くて…。でもマーダルの格好良さにはシビれます!ガリアンはジョジョとマーダルという二人の主人公の物語なんですね。(主題歌の歌詞も、マーダルに言っているようにも解釈できます)
成熟した人間ならマーダルに正義を感じるかもしれないけど、ジョジョの少年らしい純粋な正義観には及ばないという点は、ダグラムに共通するものがありますね。
。
そういえばこの二作品、主題歌がカッコイイという共通点がありますね。特にガリアンのED、仕事に疲れて帰ってきて一息ついたときに観ると涙が出るかも。
レイズナーとガリアンはチェックしておかなきゃと思ってるのですがなかなか見るタイミングがなくてずるずる先延ばしになってます。
レイズナーは当時、中高校生に人気があったと記憶してるので、
キャラ描写に粗雑なところがあるのかもしれませんね。
キャラが薄っぺらいという評価は、自分も「ボトムズ」のココナあたりに感じてたりしますが、作品の性質を考えてわざとそうしてる気もします。
なるほど、韓愈ですか(笑)
僕はずっと「奸雄」だと思っていたのですが、もしかしたら韓愈からかもしれませんね。
ちなみに今出た名言は
『誰もが自分自身の視野の限界を世界の限界だと思い込んでいる。』
…ショーペンハウエル
でした。これもなんだかカン・ユーの器の小ささを暗示しているような(笑)。
ところで高橋作品で広瀬キャラといえばレイズナーのゴステロも人気がありますが、僕は好きではないですね。デスタンやカン・ユー、はたまたニーヴァにはある種愛嬌というか親しみを感じるんですが、ゴステロはなんか…キャラが薄っぺらいというか、ウソ臭くて。
デスタンとカン・ユー
私も気になって、つい先のストーリーをwikipediaで少し調べてしまいました。
なるほど・・・デスタンはああなってこうなるわけですか。
ものすごく面白そうな展開なんですが・・・ドキドキしてきました。
カン・ユーも調べてたんですが、彼の人気の秘密もそのあたりにありそうですね。
彼は決して無能な人物ではないという評価があったのが面白かったです。
ところで、いまちょうどこのブログをひらいたときに
左上に出てる名言集が
韓愈 (かんゆ)の
『彼は人なり、我らも人なり、我何ぞ彼を畏れんや。』
という言葉なんですが、
まるでカン・ユーがパーフェクトソルジャーのキリコを恐れているかのようで面白い符合かなと・・・(笑)
もしかして高橋監督は韓愈からカン・ユーの着想を得ていたり? と、しょうもないことを考えてしまいました。
ご無沙汰してます…ゲフゲフ!
冷房つけっぱなしで寝てたら風邪引いてしまいました…ゲフゲフ!
…デスタン、「応援したくなる」は言い過ぎだったかもしれません(笑)。でも、ただの憎まれ役で終わらないところに魅力を感じるんです。今までは「ただのダメな奴」だったんですが、8巻のどこかで、酒を飲みながら「どうせオレは裏切り者なんだ…!」みたいなグチを言うシーンがあって、ダメな奴なりの人生を感じさせるんですよ。やっぱり高橋監督がキャラクターをしっかり描いているからなのでしょう。
ネタばらしになりますが、デスタンはこれから活躍(?)をするようですね。
カン・ユーは…もっと頭が良ければ最高なんですけどね(笑)。
でもタカラのミクロボトムズシリーズに「ミクロカン・ユーwithダイビングビートル」とか出ないかなぁ〜。ミクロベルゼルガも出て、ミクロシャッコを使って「あんたは人間のクズだな!」を再現できたりとか(笑)。
あれ、8巻はつい先日見ましたね。
このあたりの人物はまだ少し曖昧なようですいません。
アーロンはたぶん葬儀屋の息子ですね。
デスタン応援したくなりますか・・・(笑)
そういえばボトムズの嫌われ者カン・ユーも、かなり裏人気があるようですね。
私はまだそこまでいってなかったりします。
レンタルでもダグラムのDVDが見れるようになったのはごく最近で、借りられるのはまだ10巻までですが、じっくり見てやろうと思ってるので、75話もあることに感謝しながらゆっくり試聴しようかなと。
そうですか。デスタンはやがて応援したくなるのですか・・・(笑)
かなり意外ですが、彼にはなにかありそうですね。
名言のプラグインは、自分が見るために遊びでつけてみたのですが、でてくる名言には毎度考えさせられます。
「自分の信じる道を進め。ただし後悔はするな」
ご来場、有り難うございました!
最近知ったのですが、ダグラムってサントラがCD化されていないそうです。不遇すぎますよね!でもまあ商売の都合でムリヤリ続けさせられている作品になるよりは良いかな、とも思います(笑)。
ダグラムのキャラクターは魅力的ですよね。それはやはり、それぞれキャラクターたちが自分の信念を持って行動しているからだと思います。信念を持って互いが対立(=ドラマ)するから面白いんですね。
最近買ったばかりのDVD8巻に登場するレーク兄さん、ハンクとアーロン(あとデスタン)は応援してあげたくなりますね。
そうそう、お邪魔したとき、こちらのトップページの名言に、良い言葉が出てましたよ。
『人間にとって、その人生は作品である』
ブログお邪魔させていただきました。
ジオラマがいいですね。
ダグラムのレビューもぜひやってください。
あの時代にインターネットがあったら、ブログで毎週レビューとかも普通にあったんでしょうが、いまや知る人ぞ知るアニメになってしまったようで・・・同じ高橋良輔監督のボトムズは有名なのに、ダグラムは不遇ですよね。
これは少数精鋭で盛り上げていかねばなりません(笑)
自分はボトムズもわりと好きなんですが、キャラクターの魅力において、ダグラムのほうがより好きかもです。
同志がいるってことがわかりました(笑)
やっぱり、当時の作品は今のと比べて力の入れ具合が全然違いますよね。作画はアレなんだけど(笑)何か他にないもの、しっかりしたものを作ってやろうという気概を感じます。
正直子供置き去りなロボットアニメかもしれませんが、それでも当時から観ていた人には何かが伝わったんじゃないでしょうか。
本当、DVDバラで出ていて良かった‥ボックスなら買えませんもん(笑)。これからも一巻ずつ買っていきますよ。こちらのブログも楽しみにしています!
ところで…宣伝するようで恐縮ですが、今日ブログを立ち上げました。今のところダグラムネタはプラモばかりですが、そのうちダグラム各話レビューなどもやりたいと思っています。もし良かったら見に来てやってください。
コメントありがとうございます!
はじめましてたっくるさん。
実は自分もダグラムにハマったのは最近です。
子供の頃2〜3回見たこともあったのですが、
大人になってから再度見るまで、こんな名作だとは思いもしませんでした。
このマイナーな作品を、現在進行形で見ている方と、『ダグラム』を語ることができるだけで、とてもうれしいです。
ダグラムは、本当の意味で「生きているキャラ」を描けている、稀有な作品だと思います。
キャラクターの人生に厚みがあって、血が通っているからこそ、
彼らの行動のひとつひとつに感銘をうけたり、共感できるのだと思いました。
そんな彼らが口にする食べるものは、彼らに命を吹き込むのを手伝っているように思います。
宮崎駿の作品はいずれジブリ専用カテゴリをつくって、じっくりやりたいと思ってますが、しばらくはダグラムやblood+などの新旧織り交ぜたTV作品を扱っていきたいと思っています。
もう迷わないぞ…僕はこの道を行く…!
はじめまして。
最近になってダグラムにハマっている者ですが、この20話は僕的にベストなエピソードでした。やむを得ず分裂した仲間、たった3人の戦い、人々の不満を代弁し、フォン大佐の肖像を破壊するダグラム…
その中で印象的な、ハンバーガーとキャナリーのシーンにこういった意味があるとは考えもしませんでした。僕的にはハックルにあきれているという意図だと思っていたのですが、それだけではキャナリーの沈黙は長すぎるし、「あれはクリンの分なの!」というセリフにもつながりません。ホント見応えのあるアニメだよなあ…。あらためてダグラムを好きになりましたよ。
ところで食べ物を食べるシーンって生活感をだす良い演出ですよね。宮崎アニメには必ず印象的な食事シーンがありますね。
他の作品からも色々な食事シーンを取り上げてください。