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太陽の牙ダグラム 第27話「戦場に来たデイジー」

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サマリン博士を無事救出して、港のあるランベル市へ向かうゲリラたち。
日が沈むまでに山脈を越えたい彼らは、ぶっとおしで走り続けます。

この強行軍の途中に、取材に来たラルターフと、助手としてそれに同行してきたデイジーが加わって、しばらく行動をともにします。

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ようやく休憩。
思い思いに休むメンバー。

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クラッカーのようなものを食べる人も。
これは携行食料の乾パンだと思います。

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乾パンを宙に投げて食おうとするナナシ。通称「キャッチ食い」。
これはあまり良い食べ方ではありませんね。
しかも失敗です。
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くんくん
コーヒーのにおいに気づきます

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ハックルに手伝ってもらって、コーヒーを淹れるデイジー。

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そっけないクリン。デイジーをガン無視。

「あたいもらうよ」
「俺も!」
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デイジーの気遣いは好評のようですが・・・

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「まさか火を焚いたんじゃないだろうね」

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「熱源は車のバッテリーからとりました」と、ハックル。
ナイスフォローです。デイジーならやりかねません。


地球出身のデイジーに対する、キャナリーの態度に別に悪気はなさそうですが、
お嬢様vs庶民の女という火花が散ってるようにみえてハラハラしてしまいます。

「カップがふたつしかないので、飲み終わったら洗ってきます」

「洗うってどこでさ。そんなの回し飲みすればいいんだよ」
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飲み終わったカップをチコに放り投げるキャナリー。

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間接キッスですね。

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カルチャーギャップに戸惑うデイジー。

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 ちなみにデイジーは地球ではこんな食生活でした。(第2話より) 



カルチャーギャップの極めつけはナナシです。
カップが空くのを待つようにいうと・・・
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「俺はこれでいいんだなっす!」

「あ・・・熱いですけど」

「慣れてっす! 大丈夫だなっす!」

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おっかなびっくり熱いコーヒーを注ぐデイジー。

「いい匂いだなっすー!」
素手で 飲むナナシ。
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飲み方はともかく、この人はコーヒーという嗜好品を香りからしっかり楽しんでいるようです。
野生児のふるまいとは逆の品のよさが、どこか感じられます。


「ゲリラの方ってお強いんですね」と目を丸くするデイジー。

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「鍛えとるけんね」と見栄をはって、ナナシの真似をするジョルジュ。
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大やけど。
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「ナナシは普通じゃねえんだよ」と皆大爆笑。
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再びクリンに差し出すカップ。

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クリンはいいます。
「君の知っていた男は、もういないんだ」


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岐路のジープの座席。
母からの手紙を読んでいるデイジー。
ラルターフが聞きます。
「どうするかね。その手紙の元へ戻るかね」

デイジーは少し微笑んでから、首を横に振りました。



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* * * * * * * * * * * * * * * * * * * *


■ デイジー -追う青春-

デイジーはクリンの幼なじみ。
クリンは上流階級のしきたりや理に反発して、すべてを捨てて飛び出した異端児ですが。
それを一途に追うデイジーもまた、クリンと同じように、上流階級のお嬢様としては異端児なのかもしれません。

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クリンを追って動乱の惑星デロイアまで来てしまい、人生の大きな変革を迎えたデイジーの青春ですが。
それは、父を追いかけて来て、デロイアの現実を目撃したことで大きく人生が変わったクリンの青春ともかぶります。

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当初、デイジーの青春の形は、ラルターフがそう評したように、「追う青春」として描かれていました。
二人の仲も、「逃げるクリンと追うデイジー」という構図だったのですが、
その構図は、のちにでてくるパルミナの野戦病院で転換を迎えます。

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この第27話では、デイジーが生まれ育った家や、母の庇護から解き放たれる様子が描写されていました。

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冒頭に母から届いた手紙。
デイジーは、最期にはその手紙を捨て去ります。

手紙には、「ミーちゃんにおたよりを書いてあげてください」
と、母親が遠まわしに近況の催促をしているのですが、
このミーちゃんはデイジーの大事にしていたぬいぐるみのようです。

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また、クッキーを焼いたときの思い出が語られています。
デイジーの焼いたはじめてのクッキーだったので、失敗して黒こげにしてしまいましたが、これもデイジーと母親の楽しい思い出です。
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アメリカでは、女の子が最初に母親から教わることはクッキーの焼き方だそうですが、
この回想の中にでてくるデイジーはもうけっこういい歳にみえます。
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これらことから、手紙の中の母親は、ずいぶんとデイジーを子ども扱いしているのだなということが伝わってきます。

デイジーが手紙を捨てたのは、この母親を中心とした、
いままでの自分の世界にもう戻れないことを確信したからだと思います。

このときのデイジーの胸中にあったのは、
「君の知っていた男は、もういないんだ」と、
地球に帰ることを拒否したクリンと同じ気持ちだったのかもしれません。
「ママの知っているデイジーはもういないのよ」と。

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デイジーは、このときのクリンとのしばしの再開のあとも、
クリンたちと付かず離れずにパルミナ大陸にまで渡りますが、
彼女の人生はそこで、さらに大きく変わることになります。

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ここまで、ひたむきさだけで、クリンをただ追いかけてきただけのデイジーですが、
野戦病院で目にした戦争の現実に心を動かされ、自分が真にやりたいことを悟ったのでしょう。
ついに、彼女はひとりの女性として自分の人生を歩むようになったのです。

これはクリンがゲリラ活動に身を投じたのと、ほとんど同じプロセスに思えます。
ふたりが引き合う理由は、単に幼なじみというより、そのあたりの似た性質が共鳴してる部分があるのだと思います。


青年期にしか持ち合わせないような無鉄砲ともいえる情熱が、デロイアの激動の波と一致したときに、大きなドラマが生まれる。
一見ありえないキャラ設定にも思えますが、
これは革命の物語ですから、こういった激動の時代にしか現れない英雄たちを描く方法として、主人公クリンや、デイジーのような時代に翻弄されたかのような背景をもったキャラクター描写にはむしろ説得力を感じます。

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