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地獄少女 第8話 「静寂の交わり」

jigokusyoujyotitle.jpg  柴田親子が初登場となる回です。

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妻を亡くした元雑誌記者の柴田は、一人娘のつぐみちゃんを男手ひとつで育てています。
いまはフリーのジャーナリストですが、
主に、芸能人のゆすりのような裏仕事で生計を立ててるようです。



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 喫茶店の二階にある1DK風呂トイレつきアパート
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母親がいないせいか、つぐみちゃんは、かなりませたお子さんです。
食事のしたくもつぐみちゃんがやっているのでしょう。

仕事で家を空けることが多い父。
父親のいない間、娘のつぐみちゃんは
住んでいるアパートの一階にある喫茶店のマスターに預かってもらってるようです。
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マスターから料理を教えてもらっているつぐみちゃん。
(第11話より)



そんな柴田家の朝食。

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仕事で忙しい柴田ですが、朝食はなるべく親子で一緒にとるようにしてるのでしょう。
微笑ましい食卓です。
のちに明かされる柴田の過去の出来事を考えると、
この食事シーンは大事な意味を持っているように思われます。

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左手でパンをかじりながら、残った右手で器用にキーボードを打つ柴田。
喫茶店で女優をゆすっているシーンでも、片手でキーボードを打っています。
タッチタイピングは両手でやるのが普通ですが、
柴田は片手打ちがクセになってるみたいです。
器用ですね。

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「いでっ」

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行儀の悪さを注意するつぐみちゃん。
どっちが親なのかわかりません。



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風呂上りに牛乳を飲んでいる柴田。

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「残してやったぞ」と、口をつけて飲んでいた牛乳パックを差し出す柴田。
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それを飲むつぐみちゃん。

思春期の女の子なら絶対になさそうな行為に思えますが、
彼女は、やはり大人びているようで、思春期前の子供らしい子供なのでしょうね。
同時に、こういうところに、この親子の仲のよさが現れているのかもしれません。
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ミルクを落すつぐみちゃん。
なにかみえたようです。

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地獄少女は、なぜか次の「地獄送り」をつぐみちゃんに知らせてきます。
それは、この親子と地獄少女をつなぐ因縁のためなのですが、
それが何であるのかは、最終回でわかります。




柴田親子は、この地獄少女という物語にとってなくてはならないキャラクターです。

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一話完結の復讐話の連続だと、どうしても単調になってしまいますし、
毎回入れ替わるゲストキャラと、ミステリアスなキャラクター像を踏み外せない地獄少女側のキャラだけでは、視聴者の共感をよぶことはできず、
最終回まで視聴者の興味をひきつけることも困難に思えます。

この問題を解決するような構成を最初から考えてあったのでしょう。
第8話の柴田親子の登場により、物語に縦糸が縫い込まれて、
柴田親子と地獄少女の因縁の謎など、シリーズを通した伏線が張り巡らされ、物語の世界観を格段に膨らましました。

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また、柴田や娘のつぐみちゃんの視線で地獄少女を追いかけることで、視聴者も地獄少女の謎解きを追体験できるようになっています。

しかし、柴田というキャラの役割でもっとも大きなものは、
「『地獄少女』という作品が本来もっているテーマ性をひきたたせること」だったと思います。
これはむしろ、柴田というキャラを設定するうえでは、副産物的なものだったようにも思えますが、作品的にはもっとも重大な役割だと思います。



柴田は、都市伝説を追うジャーナリストとして、
あくまで普通の人間側の常識と倫理感から、
地獄少女の復讐代行を断罪し、復讐の引き金となる「赤い糸」を引かないよう、依頼者たちを毎回説得しようとします。

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そして柴田の説得は、毎度必ず失敗します。
悪人が地獄送りにならないと、番組として「お話にならない」というミもフタもない言い方もできるのですが、
実は、柴田の身を挺した説得が不発に終わる、その過程こそが、
この番組のもつダークなテーマ性を強調する役目を持っているように思えるのです。



もしも、「復讐は無意味だ」「必ず後悔するからやめろ」などという奇麗事や正論を、依頼人たちが受け入れるのであれば、
自分もろとも地獄に落ちるというような勘定のあわない取引を提示された時点でやめているでしょう。
依頼者は最初は冗談半分だったかもしれませんが、
「地獄少女」というリアルな復讐手段を手に入れて、なお迷っている時点で地獄に片足突っ込んでいるのです。
これでは、説得が成功するよりも、復讐の赤い糸を引くほうがずっとリアリティがあります。

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激情から何も考えずに糸を引く者もいますし、
説得されたふりをして影で糸を引く者。
一度は説得されても、やはり糸を引いてしまう者。

なかには柴田が説得する前に、事故で他人に糸を引かれてしまうというパターンもありましたが、
それはそれで、因縁を感じずにいられません。
「因果応報」「人を呪わば穴二つ」
相手を殺そうという思念を行動に起こした段階で、地獄の扉が開き、
条件を出されて拒否しない時点で、すでに地獄の住民となっているのではないでしょうか。
そこに救済もハッピーエンドもなく、唯一の救いとも思える柴田の説得も不発に終わる。

この救いのなさ。
人間の業とその行き着く先を冷徹に描く非情さの中にこそ、
『地獄少女』という物語のテーマがあるのだと思います。

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【2016/07/06 23:45】 | #[ 編集]

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レビュー・評価:地獄少女/第八話「静寂の交わり」

品質評価 0 / 萌え評価 25 / 燃え評価 0 / ギャグ評価 0 / シリアス評価 33 / お色気評価 33 / 総合評価 15レビュー数 24 件 昏睡状態の祐子。親友の千恵は地獄通信にアクセスした。祐子のかたきを取る為に…。地獄少女が動くが、そんな彼女の気配を察する者が現れる。 ANIMA-LIGHT:アニメ・マンガ・ライトノベルのレビュー検索エンジン【2007/08/17 14:16】


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