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太陽の牙ダグラム第28話 「戦火の陰の打算」

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港町ランベル市に着いた太陽の牙。
海辺で魚を釣っていますが、これがこの日の夕食になります。

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ところで釣りというのは、食糧採取のカテゴリとしては「漁」であり、
「漁」「狩り」と並ぶ、自然界から動物性タンパクを得るための人間の知恵です。

二重太陽が特徴であるこの惑星系の下、雄大な自然が地表を覆うこの惑星デロイアですが、
そもそも殖民惑星であるデロイアの海に魚はいるのでしょうか。

以前、ゲリラ会議が行われたスパ市のことを地元民のジョルジュが
漁港として発展した街だと解説していました。

デロイアの海には魚がわんさといるということですが、
それがこの星の原生種だとはとても思えません。

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「狩り」も自然界に生息している野生動物を狩る行為です。
以前に太陽の牙がイノシシを狩ったりしている場面がありましたが、
このイノシシは、地球のイノシシと同じものに見えます。



惑星を、人間が住める星に改造することをテラフォーミングといいます
テラフォーミング - Wikipedia


これはSFや夢物語ではなく、はるか未来に地球人が火星に移住するための研究が実際にされています。
アメリカでは、そのためのシミュレーションとして砂漠に完全密閉された施設が建てられ、実際にその中で動植物や人間が居住する実験が行われました。
実験は失敗してしまいましたが、そこで重要視されたのは、完成された物質循環サイクルでした。

物質循環には、植物の光合成から、動物の食物連載。細菌の分解までの生態系の循環も含まれます。


惑星デロイアには緑もあり、様々な野生動物がいるようですが、
これらはすべて、大規模なテラフォーミングが行われた結果だと思われます。

この作品では、この星に入植をして開墾をした人たちの苦悩が描かれますが、
地球側からすれば、入植できる環境になるまでが、気の遠くなるような巨額の費用と時間をかけた一大事業だったに違いありません。
いまでは地球の食糧庫と呼ばれるようにまで発展したデロイアですが、
もしかしたら、デロイアが搾取される背景にはそんな事情があるのかもしれませんね。





さて、仲間が魚を釣っている間、サマリン博士とクリンは、この町を支えている大企業、
ネルオーダー・メタリック社の社長に会見しています。

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彼らゲリラ組織には、現在バックとなるスポンサーがなく、
資金面でかなり厳しいらしいのです。



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資金援助の約束を条件付きでとりつけたサマリン博士たちが浜辺に帰ってきました。

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浜辺で釣った魚を焼いての夕食です。

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ビリーだけはカップめんを食べていますね。
魚が苦手なんでしょうか。
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この食事風景は、彼らが本当に困窮しているように見えます。
これまでの彼らの主な食料は、どうも
敵からの強奪と狩猟によって支えられていたようですね。

ネルオーダー・メタリック社の資金援助がかなえば、
少しは良いものが食べられそうです。



第30話で、
パルミナへ渡る船の交渉をするサマリン博士を、
外で待つクリンたちが描かれています。

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そのときクリンがパンをかじっていますが、
本当に、ただのコッペパンですね。
莫大な資金を調達した後なのに質素です。

これから先の戦いを考えると、金はいくらあっても良いし、
まだ足りないくらいなのかもしれません

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ランベルを出発する直前に、彼らは物資を買い入れているようでした。
これから先の長い戦いに必要なもの。
もちろんそれには食料も含まれているのでしょう。



■ 経済面での独立

地球の州のひとつとして数えられる殖民惑星デロイアですが、
それはタテマエで、実態は不平等な立場に置かれた属国です。

地球資本に頼らない、民族資本の団結を目指すデロイアの経済界ですが、
大国の思惑の前では、そう簡単にはいくものではありません。

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今回、ネルオーダー・メタリック社の社長は、
地球資本のRDカンパニーの会社乗っ取り工作に対抗するため、
RDカンパニーが出資したチタニウム工場を破壊して欲しいとサマリン博士に依頼します。

クリンは、デロイアの施設を破壊するのは民衆の支持を失うと、これに反対します。

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ラコックは、それを見越して、太陽の牙が工場を破壊するように仕向けますが、
サマリン博士は逆に、それを承知でネ社の依頼を受け、ゲリラ活動の資金援助をとりつけます。

どうしてもこの取引を承服できないクリンに向かって、サマリンはいいます。

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「民衆に支持されなければ革命は成功しない。その言葉を君の口から聞いて嬉しかった」

サマリンのクリンヘの人一倍の愛着と、懐の深さを感じるセリフですね。



サマリン博士は、新聞記者のラルターフを使って、工場攻撃と同時に声明を出します。
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サマリンは政治・軍事だけでなく、経済の侵略こそが支配構造の源にあり、
それを崩すことが独立の要なのだということをデロイア市民に理解させようと考えているのです。

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ラコックとサマリンの双方がマスコミを使って扇動工作を仕掛けることを前提に動いていますが、
ラコックが僅差で遅れを取ったようです。
ここでも新聞記者ラルターフの存在がラコックの野望を邪魔している形になりますね。

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戦争においてマスコミの使い方は戦闘と並んで重要なはずですが、ラコックはそのあたりの掌握がどうも甘いようです。

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