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みなみけ 第1話 「南さんちの三姉妹」

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いままで、放映終了したアニメ作品ばかり扱ってきましたが、
今回はこのブログにはめずらしく、現在放送中のアニメを扱います。

というのも、深夜にテレビをつけていて、
たまたま、このアニメの第一話のOP見て興味を引かれたからです。

 「この物語は南家3姉妹の平凡な日常を淡々と描く物です。過度な期待はしないでください。」 

というテロップから始まるOP。

その宣言どおり、このアニメは三姉妹の日常を描くようで、
日常を演出するには「食べ物」の描写は不可欠だろうと、眼を見開いて注視していたところ。
それに続くOP映像には、食べ物や調理のシーンが盛りだくさん。

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これは本編も期待できるに違いないと、視聴を決めました。
そして、第一話からその期待通りの内容でした。



南家の朝。
料理シーンから始まります。
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どういう事情か知りませんが、この家には両親はいないようで、
姉妹だけでマンションに暮らしているようです。

三食はすべて、高校生の長女がつくっているようですね。
しかしこの日は長女の春香が遅くなるので、
夕ご飯の支度を中学生の次女の夏奈に頼んでいったようです。



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そのことをすっかり忘れてダラダラしている夏奈。
ポテチを食い散らかし、缶ジュースの中身がこぼれているというひどいだらしなさ。
夏奈は、小学生の三女千秋を巻き込んで夕食を作ろうとします。

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冷蔵庫の中からの凝ったアングル。
食品や調味料の、手抜きのない緻密な描写がうれしいです。

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とんでもないゲテモノのイメージが千秋の頭をよぎる

しかしOP映像を見る限りでは、この次女は「料理下手」というキャラ付けらしく、
千秋もそのことを見越して出前をとろうとしますが、
ドタバタコメディですからそうはなりません。

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二人の話し合いで、ホットケーキをつくるという案に落ち着きますが、このまま無事に済むはずもなく…

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ホットケーキの定型から外れたいい加減なアイデアをバンバン出す夏奈。
まずい料理屋によくあるパターンです。

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見るも無残な汁が出来上がり、それを飲めと強要されています。

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結局、夕飯は長女の春香が作ったようです。

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これはトンカツですかね。
帰りに惣菜を買ってきたのでしょうね。
明日の夕飯のおかずのつもりだったのかもしれません。

日常を売り文句にしている番組ですから、当然のように夕飯のあとの後片付けのシーンもあります。
生活感を出すには欠かせない描写ですね。

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次の朝、
寝坊をしたため朝食を食べる時間のない夏奈。

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 差し出されるおにぎり。長女ならではの気づかい

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愛もカロリーも足りないと、なかなか気の利いた愚痴をいう夏奈。
次女にしては甘えん坊なのが、彼女のキャラクターなのでしょうね。

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妹に軽くあしらわれて、おにぎり一個で学校へ行くことになりますが、ぜんぜんたりません。

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給食が待ち遠しいようで、フォークとナイフを持っています。
なんとも、わかりやすい空腹キャラですね。


天然アホキャラの夏奈は、この作品のギャグメーカーのようですが、
それだけではなく、三姉妹の中でも主人公の位置にいるんじゃないかと思います。

このキャラが中心にいないと、物語も回らないし、食べ物ネタも広がらないように思います。
まだまだゲテモノネタも広がりそうですし、そういった視点からも今後の夏奈の活躍には期待してます。



■原作漫画とアニメの関係

このブログをやっていなかったら、このアニメを見ることは生涯なかったと思います。
正直、絵が好みでないというか、次女のテンションの高さなども含めて、私の嫌いなタイプの作風です。

しかし、実際に視聴してみると、演出のキレやコメディの軽快さに次第に引き込まれ、
第一話を見終わる頃にはかなり満足していました。
現在3話まで見ましたが、これは面白いです。

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特にこの初回は、かなり勝負をかけてきてる映像クォリティだと感じました。
絵はとてもきれいだし、よく動くし、演出は大胆不敵。

大胆な演出といっても、奇をてらっているような嫌味を感じることもなく。
ギリギリのところで、風味を殺さない一線を保ってるようなバランスを感じます。




私もこのアニメの原作がどんなもんかと興味を持って、『みなみけ』の漫画をパラパラとみてみましたが、
セリフや舞台設定などの基本的な骨子はできているものの。
アニメと漫画は別物といっていいと思います。

アニメの第一話で、自分のところにきた「ラヴレター」を、姉妹に晒しものにする次女が描かれますが、
このときの演出が、原作漫画ではたったひとコマで処理されてるのに比べ、
アニメでは、とんでもないマトリックス状態の映像になっていました。

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もはやこれは別物です。

このブログのテーマである「食べ物」の描写にしても、
原作では「小道具」としてあっさり流しているのに対し、
アニメでは細密な描写がされています。



アニメと原作漫画が違うという話になるとき、
よく引き合いに出される作品が『あしたのジョー』です。

これは原作クラッシャーといわれるくらいの個性的な演出家、出崎統の演出姿勢のせいなのですが。
とくに『あしたのジョー2』においての原作の破壊具合は伝説となっています。

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以前NHKBSで放送されているアニメ夜話で、
『あしたのジョー』のアニメと漫画の関係を「幸せな結婚」だと例えた視聴者のFAXに対して、
岡田斗司夫が「いや、アニメ作家と漫画家の格闘だ!」というふうに唾を飛ばしながら熱っぽく言い換えていました。

そのとおりで、実際に出崎監督は「格闘」というキーワードを意識的に実践しているようです。
手塚治虫の傑作漫画『ブラックジャック』のOVAに関しても「手塚作品と格闘する」という発言をしています。

『あしたのジョー』は原作ファンからも好評だったようですが、
それに比べ、原作原理主義者といわれる層がいるくらいの手塚治虫作品。

出崎統が監督したOVAと劇場版の『ブラックジャック』は、ファンの評価が見事に二分した作品です。



最新のアニメ事情には疎いのですが、どうもこの作品、すでに2クールめが決定しているらしく、
しかもその2クールめからは別の製作会社が担当するらしいです。

↓wikipediaの引用。

2007年10月よりテレビ東京系列で放送中。

1つの原作を2つのアニメーション制作会社が異なる趣向で製作する。1クール目は童夢による制作、2クール目はアスリードによる制作で放送される。

  みなみけ - Wikipedia


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これはまさしく、原作とアニメ作家の「格闘」を前提としているように思えて、わくわくしてきます。

もともと、ページ数の少ない短編の積み重ねである原作のスタイルが、
アニメ化の下敷きとして非常に格好の素材であったことが
こういう面白い企画を生んだのかもしれないですね。

そういった意味で、(食べ物の描写もその文脈において)、
これからのこの作品の展開が非常にたのしみです。

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