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地獄少女 第23話 「病棟の光」

『地獄少女』(第一シリーズ)も、このあと3話を残すのみですが、
残りの話数はすべて地獄少女の謎解きと、柴田親子の物語に使われるので、
レギュラーの仕置き話は、この回が最後となります。


 

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病院のベッドで、つぐみちゃんにむいてもらったリンゴをつまむ柴田。

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柴田が、親切にしてもらったお礼にと看護婦さんに差し出したリンゴを奪い取り、
かぶりつくつぐみちゃん。

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やがて彼女の純朴な素顔を知ったつぐみちゃんは、彼女への理解の証しとしてリンゴを渡しますが、

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直後彼女はこの世から消失してしまいます。

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受け取ってもらえなかったリンゴを見つめるつぐみちゃん。
これまで地獄少女に共感を感じてきた彼女に、初めて疑問が生まれます。



■恨み百景

今回は、最後にとばかりに、とても凝った趣向の話です。

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今回の恨みの対象は、
美人で聡明で、苦労をいとわず働き、わけ隔てなく人にやさしいという人物。

柴田は、どこをとっても、非の打ちどころのないこの女性が、
誰の恨みを買っているのかを探るために患者として潜入します。

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やがて、依頼人の姿が見えてきたと思いきや、
ストーリーは意外な方向に転がり、これ以上ないという理不尽なラストを迎えます。

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もともと『地獄少女』はその性質上、見ていて後味がいいような番組ではありませんが、
この話はその陰鬱さに慣らされた視聴者にとってもさすがにきついと思います。
私は、みているだけで苦痛でした。




しかし、テレビアニメ作品で、ここまで潔い姿勢の作品も、今日日あまりお目にかかれません。
後味の悪さひとつとっても、もはやエンターテインメントなどかなぐり捨てた、製作者の気骨のようなものが感じられる一作です。


一方で、最近のアニメは、露骨な残酷描写や鬱展開が流行っているように思います。
しかしそういったアニメは、エンターテインメントの方法論として、
そういったサプライズを挿入することで作品のエンターテインメント性をアピールしている意味があると思うのです。
それらのアニメの「残酷な描写」は、テレビアニメーションで残酷な描写をすることの意味そのものにおいては、本末転倒な部分があるのではないでしょうか。

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このエピソードの救いのなさは、そういった見世物とは違った無機質な語り口で、
そのことがかえって、残酷さを際立たせていると思います。
そして、それを見ている視聴者側の生活(リアル)をも侵食してくるような力があったと感じました。



ここまで、20数話かけて、人間の抱く「恨み」というものを丁寧に描写してきた番組にとって、
この番組で実質最後となる依頼人に、このイレギュラーなエピソードをもってきたということは、
番組終了を前にして「恨み」「呪い」の本質を今一度問いかける意味があったのだと思います。

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